券売機を導入するとき、 「レンタル」「リース」「購入」のどれを選べばよいのか迷う方は少なくありません。

短期間だけ使いたい、新規開業でまだ営業が安定していない、 希望する新品機種を長く使いたい、できるだけ長期の総コストを抑えたいなど、 状況によって向いている方法は変わります。

この記事では、 券売機のレンタル・リース・購入の違いを整理し、 それぞれどのような場合に向いているのかを分かりやすく比較します。

先に結論
まだ営業や必要な機能が固まっていないなら、まずレンタルで確認する方法があります

新規開業、期間限定営業、イベント、機種選定に迷っている場合は、 まずレンタルで実際の運用を確認すると判断しやすくなります。 一方、何年も使用することが決まっている場合は、 購入の方が総額で有利になるケースもあります。 新品・高機能機を長期契約で導入したい場合は、リースも選択肢です。

株式会社アトラス 代表取締役 甲斐田伸一

監修

甲斐田 伸一|株式会社アトラス 代表取締役

券売機・両替機の中古販売・レンタルを通じて、 仕入れ、機種選定、メニュー・価格設定、導入相談、トラブル対応などに携わっています。

券売機の導入方法は「レンタル・リース・購入」の3つ

券売機のレンタル・リース・購入の違いを比較した図解

券売機の主な導入方法は、 レンタル・リース・購入の3つです。

似ているように見えますが、 利用期間、機種の選び方、所有権、契約の柔軟性、 故障時の対応などに違いがあります。

レンタル
まず使ってみたい方に

レンタル会社が保有する券売機を、 必要な期間借りて使用する方法です。 短期利用・新規開業・試験導入などに向いています。

リース
新品を長期導入したい方に

希望する機器をリース会社が購入し、 契約期間中、毎月リース料を支払って使用する方法です。 一般的に長期契約を前提として検討します。

購入
長く所有して使いたい方に

新品または中古券売機を購入し、 自社の設備として所有する方法です。 長期間使う場合は総額で有利になることがあります。

レンタル・リース・購入を比較

一般的な傾向を整理すると、次のようになります。 実際の条件は、機種・契約内容・利用期間・設置条件などによって異なります。

比較項目 レンタル リース 購入
初期負担 一括購入より抑えやすい 一括購入より平準化しやすい まとまった購入費用が必要になりやすい
利用期間 短期~中期に向きやすい 長期契約が中心 長期利用に向く
機種 レンタル会社の在庫から選ぶ 希望する新品機種を選びやすい 新品・中古から選択
所有権 レンタル会社 一般的なファイナンス・リースではリース会社 購入者
期間途中の変更 プラン・契約条件による 中途解約が難しい場合が多い 契約期間なし
故障・修理 レンタル会社へ相談しやすい。対応範囲は原因・契約条件による 保守・修繕は利用者側で行う契約が一般的。保守契約等による 所有者が修理・交換を判断
不要になった場合 契約終了後に返却 自社判断で売却できない 売却・処分を自社で判断できる
向いているケース 短期利用、新規開業、試験導入、期間限定営業 新品・高機能機を長期間使用したい 長期間使うことが決まっている

※リースについては一般的なファイナンス・リースを想定しています。 契約条件はリース会社・契約内容によって異なります。 会計・税務上の取り扱いについては税理士・会計士等へご確認ください。

券売機レンタルが向いているケース

券売機レンタルのメリットをまとめたイラスト

必要な期間だけ使いたい

イベント、催事、海の家、季節営業、期間限定店舗など、 使用期間が決まっている場合はレンタルと相性がよい方法です。

数日・数週間・数か月など、 利用期間や在庫状況に合わせて相談できます。

新規開業で、まだ先のことが読めない

新規開業の場合、開業前に考えていた運営方法と、 実際の営業が始まってから必要になる機能が変わることがあります。

たとえば、

  • 思ったよりメニュー数が増えた
  • 高額紙幣対応は必要なかった
  • 設置場所を変えたくなった
  • もっと小さい券売機で十分だった
  • 逆にボタン数が足りなかった

といったことは、実際に営業して初めて分かることがあります。

そのため、 営業が安定するまではレンタルで使い、必要な機能が見えてから購入やリースを検討する という方法もあります。

購入前に実際の運用を確認したい

券売機は、カタログだけでは分かりにくい設備です。

実際に設置すると、 お客様が迷わず操作できるか、必要なボタン数は足りるか、 つり銭量は十分か、店舗動線を邪魔しないかなどが分かります。

購入する機種をまだ決め切れない場合、 まずレンタルで使用感を確認することで、 購入後のミスマッチを減らしやすくなります。

一括購入より初期負担を抑えたい

新品券売機を一括購入する場合と比べると、 レンタルは導入時の負担を抑えやすい方法です。

ただし、レンタル料金は機種・利用期間・台数・配送方法などによって変わります。

故障やトラブル時に相談先が分かりやすい

券売機は、紙幣識別機、硬貨ユニット、発券部など、 複数の機構を使用する機械です。

レンタル期間中にトラブルが起きた場合は、 まずレンタル会社へ状況を相談できます。

修理・交換・代替対応の範囲は、 故障原因や契約条件によって異なりますので、 導入前に確認しておくと安心です。

レンタルにも注意点があります。
希望機種が必ず在庫しているとは限らず、 レンタル品は中古機が中心となるため外観に使用感がある場合もあります。 また、何年も継続して使用する場合は、 購入した方が総額を抑えられるケースもあります。

購入を視野に入れたレンタルも事前に相談できます

「まず実際に使ってみたいが、問題なければ購入も考えている」 という場合は、お問い合わせ時にその旨をお知らせください。

対象機種や条件によっては、 レンタル後の購入切り替えをご相談いただける場合があります。

対応可否や金額は機種・期間等によって異なりますので、 購入を視野に入れている場合はレンタル開始前にご相談ください。

券売機リースが向いているケース

券売機リースのメリットをまとめたイラスト

リースが適している場合もあります。 特に、使用したい機種が明確で、 長期間使用することが決まっている場合は検討候補になります。

希望する新品機種を長く使いたい

一般的なファイナンス・リースでは、 利用者が選んだ機種をリース会社が購入し、 その機器を長期間使用します。

新品や高機能券売機、キャッシュレス対応機など、 「この機種を導入したい」と明確に決まっている場合に向いています。

まとまった購入費用を一度に支払わず導入したい

リースでは、契約期間中に毎月リース料を支払う形になるため、 一括購入とは費用のかかり方が異なります。

長期利用が決まっており、 費用を月ごとに平準化したい場合には検討しやすい方法です。

リースは契約期間をよく確認する

リースは長期契約を前提とすることが多く、 途中で「やっぱり不要になった」「別の機種にしたい」となっても、 簡単に契約を終了できない場合があります。

店舗移転、閉店、業態変更などの可能性がある場合は、 契約期間・中途解約・保守・契約終了後の取り扱いまで確認してから契約しましょう。

リースは「長く使うことが決まっているか」が重要です。
開業直後で売上や店舗運営がまだ固まっていない場合は、 長期契約を結ぶ前に、一度レンタルで運用を確認する方法もあります。

キャッシュレス対応のタッチパネル券売機を長期導入したい場合は、 ブレインK2シリーズのリースプラン もご確認いただけます。

長期間使うなら「購入」が有利になる場合もあります

中古券売機VT-B20を店舗へ設置した様子

何年も同じ券売機を使用することが決まっているのであれば、 購入も有力な選択肢です。

レンタルは長く使うほど料金が積み上がるため、 利用期間によっては購入した方が総額を抑えられることがあります。

購入した券売機は自社の所有物になるため、 不要になった際に売却できる可能性があることも、 レンタルやリースとの大きな違いです。

中古券売機なら初期費用を抑えられる場合も

新品にこだわらなければ、中古券売機も選択肢になります。

ただし中古機では、

  • 年式
  • 新紙幣への対応状況
  • 使用状態
  • 修理部品の供給
  • 購入後のメニュー変更対応
  • 故障時の修理・サポート

なども確認して選ぶことが重要です。

購入後の修理まで考えて販売店を選ぶ

中古券売機は、購入価格だけで判断しない方が安心です。

導入後に価格やメニューを変更したくなることもありますし、 紙幣識別機、コインメック、ホッパー、発券部などが 故障する可能性もあります。

購入前に、 設定変更・部品供給・修理まで相談できる販売店か を確認しておきましょう。

長期利用で購入も検討している方へ
中古券売機の在庫・価格もご確認いただけます

数年単位で券売機を使用することが決まっている場合は、 レンタルだけでなく中古券売機の購入も比較すると判断しやすくなります。 アトラスでは別サイトで、整備済み中古券売機の販売も行っています。

中古券売機の在庫・価格を見る →

結局、レンタル・リース・購入のどれを選べばよい?

迷った場合は、 「初期費用が安いか」だけではなく、 何年使うのか、営業が安定しているか、機種が決まっているか で考えると整理しやすくなります。

レンタルから考えやすいケース
  • 新規開業
  • イベント・催事
  • 期間限定営業
  • 必要な機種がまだ分からない
  • 購入前に試したい
  • 営業の先行きがまだ読めない
リースを検討しやすいケース
  • 使用したい新品機種が決まっている
  • 長期間使うことが決まっている
  • キャッシュレスなど高機能機が必要
  • 長期契約でも問題ない
購入を検討しやすいケース
  • 何年も使用することが決まっている
  • 長期の総コストを重視したい
  • 中古機でも問題ない
  • 自社所有したい
  • 修理・入れ替えも自社で判断できる

迷っている段階なら、まずレンタルで確認してからでも遅くありません

券売機は、一度導入すると店舗の注文方法や会計方法に大きく関わる設備です。

そのため、 「本当にこの機種でよいのか分からない」 「開業したばかりで今後のメニュー数が読めない」 「キャッシュレスまで必要なのか判断できない」 という状態で、無理に長期契約や購入を決める必要はありません。

まずレンタルで実際に運用すると、

  • 必要なボタン数
  • 高額紙幣対応の必要性
  • 必要なつり銭量
  • お客様の操作性
  • 店舗内の設置位置
  • 本当に必要な機能

が見えてきます。

「営業が安定するまではレンタル、必要な機能が分かったら購入・リースも比較する」
これも、券売機導入で失敗しにくくする一つの考え方です。

券売機のレンタル・リース・購入についてよくある質問

何年も使うならレンタルより購入の方が安いですか?

利用期間や機種によりますが、 長期間使用することが決まっている場合は、 購入した方が総額を抑えられるケースがあります。

短期・中期利用や、 まだ必要な機能が決まっていない場合は、 レンタルと比較して判断することをおすすめします。

新規開業ではどれがおすすめですか?

開業直後は、想定していたメニュー数や客数、 お客様の支払い方法などが変わることがあります。

そのため、まだ運営方法が固まっていない場合は、 まずレンタルで使用してから、 購入・リースを検討する方法があります。

リースは途中で解約できますか?

一般的なファイナンス・リースでは、 契約期間中の中途解約が難しい契約が多くあります。

実際の条件はリース会社・契約内容によって異なりますので、 契約前に必ず中途解約・契約変更の条件を確認してください。

レンタル品は新品ですか?

レンタル券売機は中古機が中心です。 そのため、外装に傷や使用感がある場合があります。

機種や状態について気になる場合は、 お見積もり時にご相談ください。

どの券売機を選べばよいか分からなくても相談できますか?

可能です。 利用日、利用期間、設置場所、メニュー数、 使用したい紙幣、必要台数などをお知らせいただければ、 在庫状況を確認しながら候補機種をご案内します。

レンタル後の使い方や返却方法はどこで確認できますか?

券売機が届いてからの確認、 基本操作、ロール紙のセット、エラー時の確認、 返却方法などは専用のご利用ガイドにまとめています。

レンタル券売機ご利用ガイドを見る →

あわせて確認したいページ

TICKET MACHINE RENTAL

迷っている段階でも、まずご相談ください

機種が決まっていなくても大丈夫です。
利用期間・設置場所・メニュー数・必要台数などをお知らせいただければ、 在庫を確認しながら適した券売機をご案内します。 「まずレンタルで試したい」というご相談も承っています。

機種選定から相談
短期・長期どちらも相談
メニュー設定して納品

利用日が決まっている場合は、日程・設置場所・必要台数をあわせてお知らせください。

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